File 59 2011/08/08> |
レスキュー たしか1992年の10月の初め、時ならぬ降雪の蓼科でキノコ採りの帰り、下りから上りの坂道が渋滞しており、先頭を見ると白のクラウンがスタックしています。ほんの暫く傍観するも何の動きも無く、レスキューしようと対向車線を走りその車の前につけ、颯爽とサファリから降りてワイヤーロープを掛け、ハブロックし、牽引しようとするも、ずるずると下がるばかりです。(ハブロックが効いていなかったのか?)もう少しでぶつかりそうなぐらい下がったところで、牽引をあきらめ、あせりまくって、恥ずかしさいっぱいで、運転を代わってもらおうと降りて、クラウンのドアを開けると女子大生らしき人が4人乗っています。 運転者を後部に押しやり運転を代わり、くぼみ坂の最下部、後続車の前までバックし、目一杯加速をつけて、上って行くと、クラウンはお尻フリフリで、女子大生はキャーキャーキャーキャー大変な騒ぎです。しかし、アクセルをピストンの甲斐も無く、あと1メータほどで登りきることができませんでした。またバック?・・・と、途方にくれ万事休すか、と思った時、対向車線の車からぞろぞろ男の人達が降りてきたので、「あっ、人が来たからあとは押してもらって」と、サファリに戻りその場を離れました。 静かに車を数キロ離れた、地元のみしか知らない、秘密の水場入り口の路肩に止め、ポリ缶を運んでいると、さっきのクラウンが後ろに止まり、必死にお礼を言いたい様子です。あのー、ここ秘密の場所なんだけど...、で、下り右カーブの出口だし、雪路だし、本当に危ないからと、あせりまくり、お願いして行っていただきました。 ...ちゃんと言葉を聞いてあげればよかった。 (ふと思い出したので) |
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