- 特徴
安藤広重の浮世絵にも名前が登場する、箱根でも一、二の老舗旅館、創業は寛文二年(1662)。駒ケ岳南東麓の広大な敷地内に、江戸時代、松尾芭蕉や本居宣長など文人墨客が夏の避暑に訪れ句会を開いたという東光庵があり、由緒ある歴史を感じさせる。明治維新の頃には木戸孝允と西郷隆盛が国事を談義し、その後は皇族方の定宿として利用されています。しかしお堅い雰囲気はなく、皆さん親切な物腰の柔らかな応対です。裏庭から自然湧出する湯は源泉が2本、湯量多く掛け流しで利用されています。その泉質は硫化水素臭漂う火山系の湯、羽毛状の湯花たっぷりでグリーンがかり、時に白濁し、温泉どころ東北をも連想させる満足感のあるものでした。
※湯花が多いため毎日湯払い清掃、配管は週に一度清掃しているそうです。
・平成13年4月、日経「日本百名湯」に箱根から唯一選ばれた宿、選者:松田忠徳先生
19年秋改装オープン
全景
ロビー
館内
展示館、安藤広重浮世絵など